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コラム

小児カイロプラクティックを始めたきっかけ

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小児カイロを始めたきっかけ

私が三鷹で開業したのは、1999年。小児カイロプラクティックを学び始めたのは、2003年でした。

現在のカイロプラクティック大学では、小児カイロプラクティックの講義は必ず習う内容として組み込まれていますが、当時は、ICPA(国際小児カイロプラクティック協会)や、ICPAのカリキュラムを学んだ先生から学ぶという流れが主流でした。

私はスピーカーの先生から直に学ぶ機会をいただいたり、個別に質問を繰り返したりして、日本では草分け的な時代に赤ちゃんのケアを始めました。日本にもベテランのカイロプラクティックの先生は多くいらっしゃいましたが、赤ちゃんへの施術を行い、それを体系的に説明できる先生はほぼいらっしゃいませんでした。

当時の海外の小児カイロ事情

海外に目を向けると、小児専門のカイロプラクティック院があったり、小児の中でも発達障害のお子さんを専門に扱っている先生などもいらしたりと、小児の分野でもこんなに分かれるものなんだと驚いたのを覚えています。

それでも、当時、アメリカのカイロプラクティックの学会などに参加しても、スピーカーの先生が、「赤ちゃん専用の問診票を持っている方は挙手してください。」と質問された時、アメリカでも2割程度でした。「アメリカやカナダや進んでいる部分もあるけれど、まだまだ広がりに差があるのだから、後進国の日本でもとにかくできることをやろう!」と心に決めたことが思い出されます。

当院の方針

当院の方針としては、赤ちゃん専門院にするのではなく、0才~120才の方までどの年代の方も通える「ファミリーカイロプラクティック」が基本コンセプトです。

赤ちゃんなどの乳児はもちろん、幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、産前ケア(妊活ケア)、マタニティケア、産後ケア(産後の骨盤矯正ケア)、更年期ケア、シニアケアといったように、一生を通じてケアを行います。世代で通う方も多くいらっしゃいます。

ご親戚の方同士や、保育園の頃から一緒なのとおっしゃる70台の方達が院内でお話している様子を眺めるのも好きなところです。

都立大学大学院時代に、高齢者の健康をテーマに論文も書きましたが、高齢者の方にカイロプラクティックを一定期間受けていただいて、効果を実感できるかどうか、幸せの満足度が高まるかを調査したのですが、あまり芳しい結果が出ませんでした。

逆に、40代、50代のころからカイロプラクティックを始めた方が60才、70代でカイロプラクティックを受けていてよかったかを尋ねると、ほとんどの方が「カイロプラクティックを若い時に受け始めたことがよかった」という結果も出ました。

ここから分かったことは、カイロプラクティックの恩恵を感じる方は、70才を超えてからカイロプラクティックを始める方よりも、60代以下が望ましいということが分かりました。

中でも赤ちゃんのケアに関しては、効果を感じるのも早いですが、持続効果を考えると、院の方針としては高齢者ケアよりも赤ちゃんケアにフォーカスしていこうと決めるきっかけでもありました。(現在当院のケアを希望される方の内、70代以上、18才以下、精神疾患のある方には、同意者を必須としております。)

カイロプラクティック自体もまだまだ草分け的な存在で、その中でもカイロプラクティックの魅力は、小児ケアにある、と確信しております。マタニティケアや、産後の骨盤矯正ケアを受けられた方の多くは、赤ちゃんのケアも一緒に受けていかれます。今後もご家族に寄り添うファミリーカイロプラクティック三鷹院でありたいと思っています。

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